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むらいクリニック通信

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世界睡眠の日

世界睡眠の日

世界睡眠の日とは、世界睡眠医学協会(World Association of Sleep Medicine)によって3月の第3金曜日に制定され、睡眠医学があまり発達していない地域での教育促進など、睡眠関連の知識を広める運動を行う日です。

2024年の「世界睡眠の日」は3月15日(金)です。ここで2023年時の世界の平均睡眠時間を見てみましょう

「平日の睡眠時間はどれくらいですか?」という質問に対して、ブラジルが7.8時間で最も長く、世界12ヶ国の平均睡眠時間は7.3時間でした。最下位の日本は6.5時間で1位のブラジルとの差は1.3時間にもなります。

日本では「睡眠が大切」という認識が浸透していません。理想的な睡眠時間は年代ごとに異なり、成人(18〜64歳)の場合は7〜9時間とされています。ただし、適した睡眠時間は個人差があります。一概に7〜9時間がいいという訳ではなく、熟睡感があり、すっきりと起きられるような、質の高い睡眠をとることが大切です。

睡眠の質には時間だけではなく、環境も大きく関係します。寝室の温度や湿度、寝具にも気を遣い、快適な睡眠を目指しましょう。これまでのむらいクリニック通信の内容もぜひ参考にしてみてください。睡眠は人生の3分の1を占めており、睡眠時間を削ると、うつ病などの精神疾患を引き起こしたり、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めたりすることが、さまざまな研究によって分かっています。

また、睡眠時無呼吸症候群も睡眠の質を悪化させます。CPAPをしっかり使用することにより改善が期待できます。睡眠時無呼吸症候群はその他様々な睡眠障害も合併します。普段の外来診療では残念ながら睡眠の評価まではできません。定期的な入院検査(終夜睡眠ポリグラフィー検査:PSG)をお勧めします。

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