新型コロナウイルス感染症と睡眠
新型コロナウイルス感染症と睡眠
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症が世界的に流行しており、日本もその例外ではなく全国に緊急事態宣言が発令され、不要不急の行動が制限される生活を強いられております。
テレワークなど在宅での仕事も導入され、今までと異なる日常生活をおくり在宅時間も多くなっております。また学生さんも休校状態がどんどん延長され、生活のリズムが大きく乱されている方も多くなっています。
正確な情報もなく、新型コロナウイルスに対する不安や恐怖、自宅に閉じこもることにより他人とのコミュニケーションの機会も少なくなり孤独感も出現し精神的ストレスも悪化します。
睡眠は身体の健康と免疫系の効果的な機能にとって重要です。それはまた、感情的な健康とメンタルヘルスの主要な促進因子であり、ストレス、うつ病、不安を解消するのに役立ちます。
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パンデミック中の睡眠の重要性
①睡眠は効果的な免疫システムに力を与えます。
しっかりとした夜間の休息は私たちの体の免疫防御力を強化し、睡眠不足はワクチンの効果を低下させてしまう可能性があります。
②睡眠は脳機能を高めます。
良い睡眠をとると心がうまく機能し、複雑な思考、学習、記憶、および意思決定に貢献し、
十分な睡眠をとることで健康を維持できます。
③睡眠は気分を高めます。
睡眠不足は、人をイライラさせたり、エネルギーレベルを引き下げたり、うつ病の感情を引き起こした
り悪化させたりする可能性があります。
④睡眠はメンタルヘルスを改善します。
うつ病に加えて、睡眠不足は不安障害、双極性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神的健康状態に関連していることが研究により判明しています。
CPAPの使用は睡眠の質の改善にもつながり免疫能や
心身の健康状態の改善につながります。
必要に応じて医師に相談してください
病院に受診することは不要不急のことではありません。
重度または悪化する睡眠やその他の健康上の問題がある場合は、
医師の診察を受けることをお勧めします。