• 0584-77-3838

  • 診療時間
    9:00~12:00 / 15:30~18:30
    休診日
    木曜午後・土曜午後・日曜・祝日

むらいクリニック通信

communication

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群は読んで字のごとく、睡眠時つまり寝ているときに呼吸が止まってしまう病気です。21世紀の国民病とも言われ、国内の潜在患者数は200~300万人と推測されています。この数は国民総人口の2~3%にあたり、気管支喘息の患者数とほぼ同じといわれています。日本では2003年2月に山陽新幹線の運転士が居眠り運転事故を起こし、その運転士が睡眠時無呼吸症候群であったため注目をあびました。

 

「無呼吸」とは10秒以上の呼吸停止と定義され、この無呼吸が1時間に5回以上または7時間の睡眠中に30回以上ある場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。無呼吸が繰り返されることによって身体に大きな負担がかかり、多くの生活習慣病の合併を引き起こすとされています。

 

健常者と比較した場合、高血圧は1.42.9倍、夜間心臓突然死は2.6倍、脳卒中・脳梗塞3.3倍、心不全は2.4倍、糖尿病は4倍、うつ病のリスクは1.4みられます。しかも重症の睡眠時無呼吸症候群を放置しておいたら、約9年後には4割の方が心疾患や脳卒中、交通事故などで亡くなっている、という驚くべきデータも報告されています。また日中の眠気と集中力の低下は、交通事故や労働災害などを引き起こすリスクを増加させます。飲酒した人より睡眠時無呼吸症候群患者さんの方が、操作ミスが多いという報告もあります。

 

下図は睡眠時無呼吸症候群に関連する病気や症状です。実に多くの病気との関連があります。睡眠時無呼吸症候群は自覚症状がある方ばかりではありません。怖いのは寝ている間、つまり知らない間に体に負担をかけてしまうところです。

 

 

【One point memo】

 

睡眠時無呼吸症候群は英語でsleep apnea syndromeといい、頭文字をとってSAS(サス)といいます。

SASの定義は

7時間の睡眠中に10秒以上持続する無呼吸が30回以上認められるものあるいは non-REM睡眠1時間あたり5回以上認められるものとされています。

では、無呼吸とは何でしょうか?医学的には10秒以上の呼吸の停止をいいます。

8秒や9秒は入りません。意外と長いですよね!同じような概念で低呼吸というものがあります。これは10秒以上継続する呼吸

振幅が50%以下のものをいいます。止まりそうで止まらない淺い呼吸とでもいいますでしょうか。

低呼吸も呼吸が制限された状態なので体に与える影響はあります。SASでは無呼吸だけではなく低呼吸数も考慮に入れて考えます。

 

診療予約
問診票

ページトップへ戻る