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むらいクリニック通信

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)と高脂血症

 

1.高脂血症とは

血液中にコレステロールや中性脂肪(トリグ゙リセリド)が増加する状態を高脂血症といいます。

高脂血症は動脈硬化の原因となり、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)いうものがあります。LDLコレステロールは血管壁に取り込まれて

蓄積し動脈硬化を起こすので悪玉コレステロールと呼ばれます。逆にHDLコレステロールは血管や組織に

蓄積したコレステロールを運び出すため善玉コレステロールと呼ばれます。LDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)が増加すると

動脈硬化が起こりやすくなります。特に家族性高脂血症では狭心症や心筋梗塞を起こす危険が非常に高いことが知られています。

また先に述べたようにHDLコレステロールは少ないほうが動脈硬化を起こしやすくなります。

 

 

 

2.SASと高脂血症

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を有する患者では、肥満(内臓脂肪の蓄積)を基盤に糖尿病、高血圧、高脂血症

などが併発していることが多く、これが動脈硬化性疾患のきわめてハイリスクな状態、すなわちメタボリックシンドロームを呈することになります。

SASを有するメタボリックシンドロームの患者ではSASを有さない患者に比べ動脈硬化性疾患の罹患率が高いことが知られています。

SAS患者ではその機序に、血中の接着分子やVEGF(血管内皮細胞増殖因子)の増加及び凝固系の亢進が指摘され、

それらが経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)により減少することが報告されています。したがってCPAPにより動脈硬化性疾患の抑制効果が期待できます。

 

3.SAS患者にみられる高脂血症の治療とその目標

SAS患者では軽度の肥満を伴っていることが多く、肥満(内臓脂肪の蓄積)がすべての危険因子に影響を与えるため、高脂血症の治療においてもまず食事・運動療法の徹底が必要です。

カロリー制限に加え運動療法を継続すれば体重に変化がみられない時期でも内臓脂肪量が先に減少すると言われます。

しかし食事・運動療法のみで困難な場合には薬物療法を行います。詳しくは医師に相談されるとよいでしょう。

高脂血症の治療の目標は、心臓冠動脈疾患や脳血管障害などの動脈硬化性疾患の発症や進展を予防することです。

薬物治療開始後も食事・運動療法の継続が必要です。

    

      

     

         

 

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