顔 の 骨 格
顔 の 骨 格
睡眠時無呼吸症候群は肥満、加齢、喫煙、鼻などによる様々な原因でなる病気です。今回は原因の1つとなる顔の骨格について取り上げていきます
西洋人は頭の形が前後に長く、奥行きのある骨格をしています。そのため顎も大きく気道を圧迫しにくく睡眠時無呼吸症候群を発症しにくい骨格と言われ、西洋人では、肥満による喉回りの肉の付き過ぎによって生じる場合が多いと言われています。これに対して日本人は頭の形が前後に短く、奥行きのない骨格をしています。顎の大きさは小さく、前後的距離が短いため、気道を圧迫しやすく、骨格的に睡眠時無呼吸症候群を発症しやすい骨格をしています。
また、日本人の顔立ちを「縄文顔」・「弥生顔」と分類することがあります。
縄文顔
- 凹凸のある立体的な顔
- 眉が太い
- 鼻が広くて大きい
- 歯が小さくて口元が締まっている
弥生顔
- 平坦で滑らかな顔
- 眉が細い
- 鼻が狭くて低い
- 歯が大きく口元が
- 出っ張り気味
日本人の顔には縄文顔(南方系)と弥生顔(北方系)がありますが、縄文顔が顎がしっかりしているのに対し、弥生顔は顎が小さく、面長な顔をしているため、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいといえます。混血がすすみ現代日本人は縄文顔2~3割、弥生顔7~8割といわれています。上述のように睡眠時無呼吸症候群は肥満者の病気と思われている方も多いと思いますが、特に日本人は頭部の骨格や顎が小さく額顔面の形態上無呼吸になりやすいと言われております。