レム睡眠、ノンレム睡眠とは
レム睡眠、ノンレム睡眠とは
レム睡眠 -Rapid Eye Movement- 急速眼球運動を伴う眠り
(特徴)・脳や自律神経の活動レベルは高いが筋肉は弛緩している
・浅い眠りで身体は深く眠っているのに脳が活発に動いている状態 ・筋肉の疲労回復
・物事で目が覚めやすい ・トイレに起きたくなる ・脳は動いているのでこの時よく夢をみる
・脳は働いているのでこの時目覚めるとすっきり起きられる ・脳を動かして記憶の固定をしている
・金縛りにあいやすい ・レム睡眠は10~20分程度で一晩に3~6単位あらわれる
ノンレム睡眠 ーNonREM- レム睡眠以外の睡眠
(特徴)・脳や自律神経の活動レベルは低いが筋肉は完全に弛緩していない
・深い眠りで脳も身体も休んでいる状態 ・身体の筋肉の緊張は保たれ脈拍、血圧、呼吸は安定する
・ホルモンの分泌をしている ・居眠りのほとんどがノンレム睡眠 ・ストレスを消去している
・ノンレム睡眠は4段階に分かれていてステージ1,2は浅い眠り、ステージ3,4は深い眠り
=REM睡眠行動障害=
夢を見るのは脳が動いているレム睡眠中に多く、夢のまま行動してしまうと危険なので筋肉を緩め、身体を動かかさないようにしているといわれてます。
REM睡眠行動障害は筋肉が緩まず夢にみたままの事を起こしてしまう障害です。
この睡眠障害は年齢を重ねるにつれ発症する確率が高くなり高齢者の0.5%が発症するといわれてます。
症状には大声や叫び声をあげる、手足をバタバタ動かす、起き上がって暴れる等があります。治療には有効な治療薬があり、
それらを用いればほとんどの患者さんがよくなります。この病気はパーキンソン病など神経系の病気 の前駆症状として
起こることもあるので神経疾患に移行しないかチェックするためにも、専門医を受診する必要が あります。
REM睡眠障害の症状は広範囲にわたります。症状がどの程度なのかしっかり把握するためにも医療機関で、終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)を受けられることをお勧めします。