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むらいクリニック通信

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夏から秋にかけて飛散する花粉

夏から秋にかけて飛散する花粉

春先の花粉シーズンが過ぎているにもかかわらず、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの典型的な花粉症状が続いている場合は、夏から秋にかけて飛散する花粉によるアレルギ-症状を疑います。この時期は、イネ科の植物から飛散する花粉が多く、春に飛散する花粉よりも症状が強く現れることもしばしばです。

肌に直接触れば湿疹や炎症(花粉皮膚炎)を起こすこともあります。

 

オオアワガエリ(イネ科)

5月から8月頃に飛散します。空き地や道端、河川敷、畑など場所を選ばず繁殖し、数キロ以上飛散すると言われてます。また、他の花粉と合体して飛散する特徴があるため症状が強く現れることもあります。

 

カモガヤ(イネ科)

5月から8月頃に飛散します。この時期に飛散する花粉の中で最も飛散量の多い花粉のひとつで、飛散距離も広範囲に渡ります。湿度の高い梅雨時期と重なれば飛散量も抑制されます。

 

ブタクサ(キク科)

8月から10月頃飛散します。鼻・目の症状に加え、メロンやスイカなどの果物を食べると口腔内に痛みやかゆみを引き起こす口腔内アレルギ-症候群を併発するケ-スが多く見られます。ただ花粉の飛散範囲はそれほど広くならず、早朝から午前中にまとめて飛散する傾向があります。

 

ヨモギ(キク科)

8月中旬から10月頃に飛散します。整肌作用や冷え症の改善などの効果がある一方で、アレルギ-症状を引き起こす力はブタクサ以上と言われています。口腔アレルギ-症候群を併発するケ-スが多いため注意しなければいけません。

 

スズメノテッポウ(イネ科)

早くて4月頃から飛散しはじめ、7月から8月頃までピークが続きます。幼い頃、スズメノテッポウで「草笛」を作って遊んだ後、くしゃみや鼻水が止まらなくなったという経験をした人も多いのではないのでしょうか。高さがなく横に這って生えているのが特徴です。

 

カナムグラ(アサ科)

8月下旬から10月頃飛散します。繁殖力が強く、つる状の茎には無数のトゲが生えています。カナグラムによって花粉症にかかっている人は比較的に少ない方ですが、アレルギ-症状を引き起こす力は強力です。

 

夏から秋にかけて花粉を飛散する草花は、春の草花に比べ背丈が低い分、花粉の飛散距離が短く広範囲に渡って飛散しにくいと言われてます。その一方で、背の低い子供は花粉を浴びやすいため、発症のリスクが高まります。この時期の花粉は粒子が小さく、気管支喘息を悪化させる恐れがあるため、できるだけそばに近寄らせないようにしましょう。

 

CPAP花粉症シ-ズンの過ごし方

☆加湿器を使いましょう
加湿器を使い、鼻の乾燥を防ぐことで、鼻づまりが改善す ることがあります。
☆花粉症用のフィルタ-を活用しましょう
花粉を取り除く花粉防塵用フィルタ-に交換することで楽になることがあります。

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