CPAPの手入れ法
鮮やかな若葉の緑が目に染みる季節となりました。CPAPの患者さんにとっても過ごしやすい季節ともいえますが、汗ばむ季節にもなります。
今月は夏に向けてお手入れ法について説明します。
CPAPの手入れ法
CPAPは毎日使用するものなので、定期的にメンテナンスが必要です。
マスク、ホ-ス、フィルタ-の3点は消耗品のため、劣化や汚れやすく、長期間メンテナンスせず使用すれば、
鼻づまり、咳などの健康状態を損なう可能性もあります。
衛生面からも大切な事なので、定期的に行いましょう。
① 毎日のお手入れ
マスク、皮脂、埃がつきます。ウエットティシュ、濡れた布などで、マスククッション(顔に触れる部分)、額パットを拭きましょう。
(市販されているウエットティシュを使用する場合はアルコ-ルを含むものは避けて下さい。ゴム製品の劣化が早くなります)
➁1週間に1度程度
マスク 毎日の掃除で不十分な時は、マスクを分解し薄めた中性洗剤(食器用洗剤など)を使用し汚れを洗い落とし、水洗いした後、乾いた布で水気を拭き取りましょう。
乾いた後、マスクを元に戻します。クッションなど、うまくはまっていないと空気漏れの原因になります。(タワシなどは使用しないでください。)
ホース 機械から外して、薄めた洗剤で洗い、片側から水を入れてもう片側から出す。その作業を数回繰り返し陰干ししましょう。
ヘッドギア 水洗いをおすすめします。ネットに入れて洗濯もできます。はじめのうちは色落ちするかもしれませんので、他の物と分けて洗いましょう。
マジックテ-プ部分が弱くなったら交換できます。
➂数ヶ月に1度
フィルタ- CPAP 機器のフィルタ-のチェックをしましょう。環境により汚れの程度が違いますので、気が付いたらチェックしてください。汚れの目立つ場合は、水洗いまたは交換しましょう。
フィルタ-は洗浄できるものと、できないものがありますので、スタッフにお尋ねください。
♣わからない事、詳細は先生、技師にお尋ねください♣