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むらいクリニック通信

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SASと心疾患

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と心疾患

睡眠時無呼吸症候群(以降SASと表記)は、心不全、不整脈、突然死など様々な心疾患との関わりがあります。SASが心血管疾患に影響を及ぼす理由は、繰り返す低酸素状態、交感神経の活性化による悪影響、肥満に伴う冠危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病など)の増加などが考えられます。
狭心症や心筋梗塞のことを冠動脈疾患といいますが、冠動脈疾患になりやすい因子のことを冠危険因子といいます。SASの方は肥満であることも多く、糖尿病、高血圧、高脂血症など冠危険因子を多く持っています。そのためSASがあると冠動脈疾患になりやすいといわれています。SASを治療することにより冠危険因子を減らすこともできるので冠動脈疾患の発症予防につながると考えられます。

 

SASは心不全の原因になることもありますが、心不全の約6~7割に合併し、さらにその予後を悪くします。
心不全に合併する睡眠時無呼吸は閉塞性よりも中枢性(むらいクリニック通信No34睡眠呼吸障害の分類参照)
のものが多く、心不全の状態と無呼吸の重症度とが関連するといわれています。SASを合併していると心不全の再入院率や死亡率が高くなります。

 

不整脈との関連は意外に深く、SASの治療が不整脈の治療につながることが多いといわれています。脈が不規則に刻まれるもの以外に異常に速くなる脈(頻脈)や逆に遅くなる脈(徐脈)も不整脈です。筋肉でできている心臓は電気刺激によって全身に血液を送り出すポンプの役目を果たしています。刺激伝達経路が何かに障害されて電気刺激が心臓全体に伝わらない、または電気刺激そのものが発生しないと、ポンプとして正常に機能しなくなり不整脈を起こします。不整脈の一種である心房細動は心房という心臓を構成する部分が異常な電気刺激を受け、十分に収縮できない状態になることで、この不整脈はSASに高率に合併するだけでなく、治療に対する抵抗性、再発に大きく関わってきます。

 

心疾患の患者さんのなかには特殊な無呼吸パターンが見られる人もいます。その場合CPAP治療では呼吸状態が改善しないことが多く、特殊な治療器を使わないといけなくなります。 特に不整脈や心臓に異常を、指摘されたことのある方は、CPAPを装着することで無呼吸が改善しているかタイトレーション検査で確認する必要があります。検査の詳細については医師、スタッフにご相談ください。

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